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同性が好きでも健全だ!

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こんにちは、ツキです。

今回はLGBTQについて書こうと思います。

現在ではその事をオープンにする方もいらっしゃるようですし、昔ほど偏見も少なくなって来たとはいえ、まだまだ生きにくいなと感じる事も事実だと思います。

この記事は、周囲に当事者がいるけどどう接していいか分からない方、
テレビやSNSなどで存在は知ってるけど、良い感情をお持ちではない方。

また、自分がそうではないかと悩んでる人に読んでいただけたら嬉しいです。

そもそもLGBTQとはどういう人を指すかというと、以下の通りに定義されているようです。

セクシュアルマイノリティ(性的少数者)を表す言葉で、性的指向や性自認を意味する英語の頭文字をとって作られた。Lesbian(レズビアン)は同性を恋愛の対象とする女性、Gay(ゲイ)は同性を恋愛の対象とする男性、Bisexual(バイセクシュアル)は同性も異性も恋愛対象となりうる人、Transgender(トランスジェンダー)は体の性と心の性が異なる人、Questioning(クエスチョニング)またはQueer(クイア)は性的指向や性自認が定まっていない人を意味する。(コトバンク)

LGBTQ(エルジービーティーキュー)とは? 意味や使い方 - コトバンク
デジタル大辞泉 - LGBTQの用語解説 - 《lesbian, gay, bisexual, transgender, questioning》レスビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クエスチョニング(性的指向や性自認が未...

LGBTの割合については調査によってバラツキはありますが、日本の民間企業による調査では10~13人に1人というのが通説とされています。

クラスや職場に数人は存在してもおかしくはないレベルだと思いますし、AB型が10人に1人位なので、公表の有無はともかく知り合いに1人位はいらっしゃる水準ではないでしょうか。

なぜ私がLGBTQをテーマに記事を書いているかというと、自分もそうだからというのが1番の理由だと思います。

上記の中で言うと男性とも女性ともお付き合いの経験はあるので、バイセクシャルという分類になるかとは思いますが、「今はそうかも」位の感覚で生きてると言った方がよりしっくりくる気がしています。

この記事では、自分がハッキリとそうだと自覚している方や「そうかもしれない…」と不安に感じる方。

また、当事者に理解が示せないと感じておられる方にも読んでいただき、肩の力が抜け、少しでも理解が深まればと思います。

私の出会ってきた女性たち

これまで出会って来た女性たちには色んな人がいたし、皆それぞれ良いところがあり、見た目にも性格にも一貫性は無かったです。

けれど私が知っている限り、付き合った人、友達になった人を含め「女性と付き合う」という選択肢を取る人には共通点があったように感じています。

それは身近な、たとえば父親とか兄や従兄弟など身近な男性との関係に希薄だったり、何かしら問題があって男性との関係を築く事が出来ない人も少なくなかったです。

例えば、Sさんは幼少期に両親が離婚し、母親に引き取られましたが仕事が忙しかった為に叔父と暮らしていたとの事です。

同世代の従兄弟も同じ団地に暮らしていた事もあり、互いの家を行き来する事で寂しさを感じる事は少なかったようですが、思春期に差し掛かった頃に従兄弟からのイタズラされた事がトラウマになっており、周囲の友人たちが結婚して行く年齢になった頃、彼女に

「結婚願望はある?」と聞いたら

「ない、子供は欲しいけど自分が結婚して幸せに暮らしてるとか想像できないし、男の人と暮らすというのが想像出来ない。」

と言っていました。

他にも、父を早くに亡くした人

暴力をふるう人、母親が男性と適切な関係を築けない人

などなど、心に傷や問題を抱えている人が私の周囲では多い気がします。

また、その傷付いた心や身体を自分なりに受け止め、相手を恨むのではなく進む道を模索できる強い人でもありました。

かくいう私自身も、周囲からみれば一般的な家庭に育ったように見えるかもしれませんが、男尊女卑という考えが強く残る家庭で育ったので、

「普通の結婚」

というものに期待も願望もありませんでした。

昭和の専業主婦という幻想が失われつつあり、女性の社会進出が進んだ現代において、女性だけが家事育児を一手に担うのは現実的ではないですし、

「自分の時間もお金もある程度は自分の為に使いたい。」

ワガママと取られるかも知れませんが、私自身そう思いながら大人になりました。

というのも、私の父は

「収入の低い方が家事育児をするのは当然」

と言い放つ人でした。

時代もあるでしょうがその言葉を聞い私は、当時の父と母の夫婦の関係を見ていて、昼夜問わず家族の為に働き、義理の両親とも同居な事もありそちらへの気遣いも必要な母を可哀想だと感じていました。

そして、そのせいで40代で大病をし、そのせいで私が当時通っていた学校を辞め、家族を支えるのも当然となるのも、所詮は誰かの元に嫁ぐことが前提な「女」であるという事において不満とも、不安とも言い表せない様な気持ちを覚えていました。

「稼ぎさえあれば、男性の言いなりにならずに済む。」

そう思って10代後半~20代を生きてきました。

1人で生きていく覚悟はあるか

そんな私も、それなりに人を好きになったり、好きになってもらったり、

人並みに(たぶんですけど)恋愛経験を積み、その中には男性も居ましたし、

女性も居ました。

最初に女性とお付き合いしたのは17歳、年上の方でした。

たまに聞かれるのですが、

「最初に女性と付き合う時に悩んだりしなかったの?」

という事について、私自身はさほど悩んだり、自分はおかしいのでは…?と考える事もありませんでした。

それは、幼少期から世に言う「普通」という枠の中に収まていなかったという点と、

前述した通り、男性と付き合い結婚に至った時のデメリットが自分の中で大きかったからだと思います。

普通であるという事を重要視する、真面目できちんとした人ほどその事に悩むのではないでしょうか。

その変わり、「女性とお付き合いしている」という事理解してもらえるとも思わなかったので、友達も含め誰にも話さずにいました。

なので、ケンカをしたり、傷付く事があった時も、自分の中で全てを消化するのだけが大変でした…。

20代後半、親類からも顔を合わせると結婚の事を聞かれる年齢とった頃、弟の結婚が決まり式と披露宴に参加した際に、嬉しそうな両親と祖母を見た時は心が揺らいだこともあります。

「このまま一人で生きていくか」

誰と生きていくか。よりも先にこの懸念はありました。

というのも、同性婚は未だ日本では認められていないですし、当時はパートナーシップも認められる都市は限られ、それも結婚というものとは違いが大きく制度上、同性と将来を共にする事において保証も法整備も追い付いておらず、男女のカップルというだけでその部分においては充実度は圧倒的に違います。

日本では、2015年、東京都渋谷区と世田谷区で自治体が同性カップルを証明したりと、現在では200以上の自治体でパートナーシップ制度が取り入れられ、人口カバー率も50%を超えています。

けれども、相続の問題をはじめそこは違いがあるのも事実です。

私の中で、同性と将来を共にするというメリットと、このデメリットのせめぎ合いは、大きな問題でしたが「まだ若いから」と真剣には考えないようにしていた事でもありました。

けれど、身近な人間の結婚はその問題と真剣に向き合わざるを得ないキッカケになりました。

夢の同棲生活…?

30歳になり、仲のいい友人はその頃は結婚している人の方が多くなり始めた頃、
当時、私にも付き合っている彼女がいました。

自分より年下ですが、しっかりした人で仕事においての情熱もあり、何よりとても優しく思いやりのある人でした。

彼女も、学生時代から仲良くしていた友人が結婚したタイミングで、今後の互いの関係のあり方について話し、同棲する事を選びました。

そこから住む部屋を探すのですが、年齢的にも思考的にも理解しがたいであろう理由から、互いの両親にもカミングアウトはしていませんし、不動産会社に出向き、内見する時も互いの関係は友人と偽らなければなりません。

地方都市での部屋探しの為、ルームシェアにも不寛容な所も多く、実際に実行するとなると予算や広さや立地などの条件もありますし、選択肢はかなり限られてきます。

複数の部屋を見せて頂きましたが、女2人で部屋を探すので、親切にしてくださった担当者の方もいれば、その場で契約を取ろうとする担当者の方もおり、男性がいない事で知識量や判断力が無いと思われていると感じる事も多かったです。

無知だと思われないように出来るだけの知識を身に付け、何とか部屋を選び、新生活をはじめました。

実際に生活を始めてみると、互いに不満が出てくるのも普通のカップルと同じですし、それに加えて、

「女性だけで暮らす」

という大変さもありました。

暮らし始めて1カ月ほどした頃、扉に塗料の様なものは付けられるトラブルがあり、管理会社に相談してもマトモに取り合ってもらえず、「これだから女は」というような対応があり、困り果てた結果、彼女の弟さんから電話をしてもらうと、直ぐに塗料を落とすように対応してくれました。

もちろん、対応した方により変わるでしょうが、交渉ごとにおいて女性は不利な側面があると痛感し、そうかと思えば、同じルームシェアでも男性2人だと部屋を汚すから貸さない。という理由から性別の確認をされたり、まだまだ同性で暮らすのは特に地方都市では不寛容な側面もあるなと実感しました。

私たちは普通です

10~13人に1人という割合で存在するとされるLGBTの方達は、見た目もさまざまでしょうし、人によっては理解しがたい部分もあると思います。

女だから、男だから、その性別らしくないから、といった理由で傷付けても良いという事はありません。

生きていれば、皆と同じ様に人を好きになり、同棲すれば互いの生活ペースの違いや、性格、家事の分担など、皆さんと同じように悩んだりぶつかったりします。

そんな普通の幸せを願う、1人の人間です。

別に悪気があったり、誰かを傷付けたいわけでも無く、その人が好きなだけです。

「気持ちを理解して欲しい。」
そんな事を望んでいるわけではないのです。

もし、身近に当事者がいらっしゃる場合、理解は出来なくても幸せを願ってあげてもらえたら。
私たちにも普通の人と同じ様に、傷付いたり、楽しい時は笑ったり、時には焦る事があったり、
ごく普通の人間です。


奇異な存在として接するのではなく、あなたの友人や、同僚と同じ様に接してもらえたら。
当たり前に人間同士、互いに傷付けない程度の配慮を出来たら、それで十分だと思います。

そういう気持ちだけでホッとします。

そんな関係を築いていけるのも素敵じゃないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。


双方完全に理解し合える事を無くても、
他の人種や性別、考え方違うの人を受け入れる余裕のある人が増える事で、
全ての人がより生きやすくなるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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